「食事を減らしているのに体重が落ちない」
「運動も頑張っているのに、最近ずっと同じ体重…」
「もっと食事を減らした方がいいのかな?」
ダイエットを続けていると、順調に減っていた体重が突然動かなくなったり、頑張っているのになかなか数字に表れなかったりすることがあります。
しかし、体重が減らない=ダイエットが失敗しているとは限りません。
食事や運動以外にも、水分量や便通、睡眠、活動量など、体重にはさまざまな要素が影響します。
今回は、ダイエット中に体重が減らなくなる主な原因と、停滞したときに見直したいポイントについて現役トレーナーの視点から解説していきます。
ダイエットしているのに体重が減らないのはなぜ?
体脂肪を減らすためには、基本的に消費するエネルギーが摂取するエネルギーを上回る状態を作る必要があります。
しかし、人間の身体は毎日同じ状態ではありません。
水分量、食事量、塩分、便通などによって、体重は日々変動します。
そのため、昨日より体重が増えていたからといって、必ずしも体脂肪が増えたわけではありません。
1日単位の数字に一喜一憂するのではなく、一定期間の変化を見ることが大切です。
原因① 摂取カロリーが思っているより多い
「食事には気を付けている」という方でも、実際に食事内容を確認すると、想像以上にカロリーを摂取している場合があります。
特に見落としやすいのが、
- ドレッシング
- 調理に使用する油
- カフェラテやジュース
- お菓子
- ナッツ類
- 外食時のソースや調味料
などです。
一つひとつは少量でも、毎日積み重なると摂取カロリーは大きくなります。
見直すポイント
まずは数日間でもいいので、普段何を食べているのか記録してみましょう。
食事量をいきなり減らすのではなく、「気付かないうちに摂っているものがないか」確認することが第一歩です。
原因② 運動した分だけ食べてしまっている
トレーニングや有酸素運動をすると、「今日は運動したから大丈夫」と食事量が増えてしまうことがあります。
運動はダイエットにとても重要ですが、消費した以上に食べてしまえば体重は落ちにくくなります。
また、運動後は食欲が強くなる方もいるため注意が必要です。
見直すポイント
運動した日は食事を増やしていい日と考えるのではなく、まずは普段の食事を安定させることを意識しましょう。
トレーニング前後には必要な栄養を摂りつつ、1日全体で食事のバランスを見ることが大切です。
原因③ 体重だけでダイエットを判断している
ダイエットというと「何kg減ったか」に目が行きがちですが、身体の変化は体重だけでは判断できません。
筋トレをしながらダイエットしている場合、体脂肪が減りながら筋肉量が維持・増加することで、体重の変化が小さくなることもあります。
それでも、
- ウエストが細くなった
- 洋服が緩くなった
- 見た目が引き締まった
- 身体のラインが変わった
のであれば、身体づくりは順調に進んでいる可能性があります。
見直すポイント
体重だけではなく、
写真・ウエストなどのサイズ・体組成・洋服を着たときの感覚
なども合わせて確認しましょう。
僕自身もコンテストに向けて、減量で大切にしていることは数値に捉われず見た目の変化を大事にしています。
コンテストであれば尚更見た目が重要になってきますが、一般的なボディメイクやダイエットに関しても数値よりも見た目の変化が大切だと考えていますので、
定期的に写真を撮る、服を着た時のシルエットや感覚を確かめながらダイエットをしていきましょう。
原因④ 水分量や塩分、便通などで体重が変動している
体重は体脂肪だけで決まるものではありません。
例えば、
- 前日に外食した
- 塩分の多い食事をした
- 炭水化物をいつもより多く食べた
- 水分を多く摂った
- 便通がない
などでも体重は変化します。
特に外食した翌日は、塩分や食事量の影響で一時的に体重が増えることがあります。
この数字だけを見て「太った」と判断し、翌日から極端に食事を減らす必要はありません。
見直すポイント
毎日なるべく同じ条件で体重を測り、数日〜1週間程度の流れを見るようにしましょう。
例えば「起床後・トイレ後・朝食前」など、測定条件を揃えることで変化を比較しやすくなります。
原因⑤ 睡眠や生活習慣が乱れている
ダイエットでは食事と運動に目が向きやすいですが、睡眠や生活習慣も無視できません。
睡眠不足が続くと疲労が溜まり、トレーニングの質が低下したり、日常生活で身体を動かす量が減ったりすることがあります。
見直すポイント
食事や運動をさらに厳しくする前に、
- 睡眠時間は確保できているか
- 疲労が溜まりすぎていないか
- 普段の活動量が落ちていないか
なども確認してみましょう。
睡眠に関しても単なる睡眠時間も大切ですが、睡眠の質も大切です。
睡眠の質を上げる為に入浴をしたり、ストレッチをするなどといった取り組みも重要です。
ダイエットは、トレーニングの時間だけではなく1日の生活全体で考えることが大切です。
体重が減らないときに見直したい5つのポイント
体重が停滞していると感じたら、まず次の5つを確認してみましょう。
- 食事量や間食が増えていないか
- 運動量や普段の活動量が減っていないか
- 睡眠をしっかり取れているか
- 体重以外の見た目やサイズは変化しているか
- 数日ではなく一定期間で判断しているか
すべてを一度に変える必要はありません。
原因になっていそうな部分を一つずつ確認して、必要なところだけ調整していきましょう。
体重が減らないからと食事を極端に減らすのはNG
体重が減らないと、
「もっとご飯を減らそう」
「夕食を抜こう」
「1日1食にしよう」
など、食事を大幅に減らしたくなる方もいると思います。
しかし、極端な食事制限は長く続けにくいですし、トレーニングのパフォーマンスや日常の活動量にも影響する可能性があります。
特に筋肉を維持しながら引き締まった身体を目指すのであれば、必要な栄養を摂りながら体脂肪を落としていくことが大切です。
「体重が落ちない=すぐ食事を減らす」ではなく、まず原因を探す。
この考え方を持っておきましょう。
停滞したときは何を変えればいい?
一定期間体重や見た目に変化がない場合は、食事や活動量を少し調整することも選択肢です。
例えば、
- 間食を見直す
- 食事量を少し調整する
- 歩く時間を増やす
- 有酸素運動を取り入れる
- トレーニング内容を見直す
などがあります。
重要なのは、一気に全部変えないこと。
食事を大幅に減らして、有酸素運動を増やして、さらに筋トレの量まで増やしてしまうと、何が原因で変化したのか分かりにくくなります。
一つずつ調整しながら、身体の反応を見ながらダイエットをすることをおすすめします。
現役トレーナーが考える「停滞したときに大切なこと」
私自身も減量を経験していますが、毎日綺麗に体重が落ち続けることはほとんどありません。
数日間体重が変わらないこともあれば、少し増えたあとに一気に落ちることもあります。
そのため、体重が止まったからといってすぐに食事を減らすのではなく、まず食事内容、活動量、睡眠、見た目などを確認するようにしています。
お客様のダイエットでも同じで、一つの数字だけを見るのではなく、身体全体の変化を見ながら必要な調整をすることが大切だと考えています。
勿論、僕のお客様でも体重が停滞してしまう方もいらっしゃいますが、そういった時は改めてカウンセリングを行い、
現状確認をして一緒に対策を考えていくようにしています。
ダイエットは短期的な体重より「続けられること」が大切
ダイエットを始めると、どうしても毎日の体重が気になります。
しかし、身体づくりは数日で完成するものではありません。
一時的に体重が停滞しても、正しい食事や運動を継続していれば、身体は少しずつ変化していきます。
大切なのは、短期間で体重を落とすことだけではなく、目標を達成したあとも続けられる生活習慣を身につけることです。
トレーニングも食事も継続が大切です。
まとめ
ダイエット中に体重が減らない原因は、食べ過ぎだけとは限りません。
食事量、活動量、水分、便通、睡眠など、さまざまな要素が体重に影響します。
体重が停滞したときは焦って食事を大幅に減らすのではなく、まず現在の生活を振り返り、原因になっている部分を見つけることが大切です。
そして、体重だけではなく、見た目やサイズ、体組成なども含めて身体の変化を判断すること。
「自分では何を改善すればいいか分からない」「食事も運動も頑張っているのに変化が出ない」という方は、一度トレーニングや食生活を客観的に見直してみるのもおすすめです。
自分に合った方法を見つけ、無理なく継続しながら理想の身体を目指していきましょう。
